幻の大滝 その2 0034-2福島022-2

滝名称:幻の大滝(まぼろしのおおたき)Maboroshi no ootaki falls
所在地:福島県須賀川市(ふくしまけんすかがわし) Sukagawa City Fukushima prefecture  
滝落差:80メートル
滝 幅:20メートル
河川名:大滝川
その他:
駐車場:あり
難易度:★★★★★(倒木手前の駐車スペースから林道、遊歩道を約2.5キロ約1時間10分位)
訪問日:2013年4月23日


その1からの続きになります
現在位置

車を置いて歩き出してから50分。
車止めの位置からは40分
林道の終点からは20分の地点です。
デジカメのタイムスタンプを元に算出しています。時間は目安です。

幻の大滝へ直接向かうなら、このまま杉の植林地へ進みます。
しかし、沢の奥に白い飛沫が見えてしまったので、「もう、行くしかないよね」
と、言う事で、早速確認の為、そちらの方へ進みます。

以外に広がりがある沢です、渡渉点の手前に堆積地形がみられたので、この木々が育つ以前に大規模な水害があった為、沢内が広くなったと推測されます。
第3渡渉点から第4渡渉点まで川は、奥へ進む自分の右側を流れていますが、左側の方が深くえぐれています。
第4渡渉点の手前は、地面が堤体のようになっていました。
かつては、こちら側に川が流れていて、土石流が発生した時にせき止められ流れが変わったと推測します。


支流を進みます。
よく見るとうっすらと踏み跡が続いています。つけたのは、人か獣か…


獣と言えば、この時点の3分前位にカモシカと遭遇。
警戒警報を発しながら上に走ってゆきました。
あまり近くで不意に遭遇すると、攻撃を仕掛けられるので、どんな生き物出も、怖いよね。
両岸の迫り具合から写真奥の角を曲がると滝があるだろうと予測。



20メートル位の落差がありそうな無名の滝。
3メートル×2メートル×深さ1メートル位の滝壺があります。
単独で存在していたら、「〇〇大滝」などと名前がついて、ちやほやされていたんだろうなと思うとちょっと可哀相。
現地にも案内はありません。
幻の大滝は、奥地にある事と、周辺にそれなりの滝があり、その滝を幻の大滝と勘違いする事案があったそうですが、多分この滝がその一つなんだろう。
「幻のにせ大滝」と勝手にネーミング。


先ほどの分岐まで戻って杉の植林地に進みます。
雪の上にいくつかの人の足跡と、多くの獣の足跡がついています。
植林地内は、踏み跡の区別が付きにくく、道に迷いやすいですね。



正面奥に次の青看が見えています。

青看を過ぎ、笹藪をワサワサ超えると再び河原に辿り着きます。
ついに幻の大滝まであと150メートル

正面から合流している沢の上部です。
巨大な尖塔が見えています、あの位置で沢は二股に分かれてY字になって流れ落ちています。
水量が多かったら、迫力があるんだろうな。
さて、左から流れ込む本流、そちらへ視線を向けると…

ついに幻の大滝がその姿を現しました!

まさかのその3へ続く