遠藤ヶ滝 0043福島025


13.05.06

07.08.02
滝の規模は、13.0506の写真に写っているおっちゃんを参考にしてください。


滝名称:遠藤ヶ滝(えんどうがたき) Endou Falls
所在地:福島県大玉村(ふくしまけんおおたまむら) Ootama Vir. Fukushima prefecture  
滝落差:5メートル
滝 幅:2メートル位
河川名:杉田川
その他:
駐車場:あり
難易度:★★☆☆☆
訪問日:
 1、2007年8月2日
 2、2013年5月6日


遠藤盛遠伝説
はるか昔、承安(1170年代前半)頃の物語。
遠藤時遠の息子に盛遠という若武者がおった。盛遠には源渡(みなもとのわたる)という親友がおり、源渡の妻は袈裟御前(けさごぜん)と呼ばれた絶世の美女であった。盛遠は渡の家を度々訪れるうちに袈裟御前をいとおしく思うようになった。ついにその想いを袈裟御前に打ち明けるが、袈裟御前は我が夫を思い、一人悩む。そして、袈裟御前は自分さえいなければという考えに陥っていき、一方の盛遠は渡さえいなければと思うようになっていった。
ある時、袈裟御前は訪ねてきた盛遠に「夫は今夜酒に酔って高殿で寝ている。」と語りかけた。それを聞いた盛遠は自分の想いが通じたと思い込み、夜陰に紛れて寝所に忍び込み一刀の下に首を斬り落とした。ところが、よくみるとその首は夫の身代わりとなって寝ていた袈裟御前のものであった。悲しみのあまり盛遠は俗世を捨て仏門に入り、修行の道に救いを求めた。
名を文覚と改め熊権現に誓い、那智滝で千日間の荒行を修め、山伏となって全国の霊地を巡歴した。盛遠はやがて陸奥にやってきて、杉田川を渡ろうとした時川面にカーン・マーンの梵字が浮かんだのを見て、上流に不動明王のおわす事を悟り深く渓谷に分け入りついにこの滝を見つけ、傍らの石室に篭(こも)りながら荒行を修めたところである。以来この滝は遠藤ヶ滝と呼ばれるようになった。



三日月滝の横にある階段を上り、遠藤ヶ滝を目指します。

階段を上ると巨大な岩石が目に飛び込んできます。


この岩石の下の空間は、石室と呼ばれています。
岩の内部は10m四方の室状をなし、奥に不動明王石像が安置されている。文覚上人はかつてこの石室にこもり、日夜滝に打たれる修行を続けたと伝えられる。

昭和55年5月10日に、橋本市次郎氏が制作した階段を上ります。

目の前に巨大な岩石と遠藤ヶ滝が現れました。
滝の右横には、遠藤ヶ滝不動尊の奥の院があります。

右の岩は、10メートル位の高さがあります。
左は、その昔、安達太良から流れ出た溶岩が柱状節理を見せています。