女滝 0019福島011


所在地:福島県塙町
滝落差:10メートル+3メートル+1メートル+1メートル
滝 幅:5メートル
その他:
駐車場:あり(13.03.12現在倒木の為駐車場まで行けません、路傍の広い所に停めましょう)
難易度:★★★★★(ひたすら倒木を潜り、崩落を乗り越え、藪をこぎ、途中からは、沢に下りて川を何度も渡ります。もちろん、沢に下りても倒木が無くなる訳ではありません。約40分程度…の男滝からさらに10分程度)
訪問日:2013年3月11日


男滝 0018福島010の続きになります。
男滝の隣の沢です。
季節的に水量は少なめ。肌色の岩盤を静かに流れ落ちています。
両側の岩盤からの落石と上流からの流木で沢が埋まっています。その為、場所の選定を誤らなければシューズでも濡れる心配はありません。(逆を返せば、場所の選定を誤ると濡れます)


男滝と女滝の出会いです。
左の流れが男滝、正面が女滝からの流れです。
毎日の逢瀬で釜が形成されています。右側は、岩場で手がかりが無いので、歩くことはできません。
女滝へは、正面の尾根を越える形になります。

正面は釜と滝に遮られているので、この痩せた尾根を乗り越えます。

矢印の部分に尾根越えの踏み跡がついています。

落石と流木に埋め尽くされた女滝への沢です。
写真を撮り忘れましたが、左側は15メートル以上のオーバーハングした岩場で、崩れてこないかと心配になりました。

写真の左手の斜面は、つい最近崩れたような色をしています。

突き当たりに来ました、正面に黒く映っている倒木と落石で小さなダムが形成されています。

ここで、流れは90度向きを変えます。
落差1メートル位の滝(上の落差の一番後ろの1メートルがこれ)と流木で形成されたダムがあります。
行きは、左の岩場をへつって進みましたが、帰りは右の流木の上を伝って歩きました。(どっちも写真には写っていませんね)
ここで上を見上げると…

20メートル位(目測)断崖です…これ、見方によっては無数の顔がみえてちょっと怖いよ…

1メートルの滝を越えると、女滝の看板と枝で見えませんが…1メートル位の滝(滝の角度的には先ほどの1メートルの滝と同じ位)があり、先ほどの断崖を回り込むように流れが変わります。
上の写真の右下に写っている髭のオヤジがこの写真の左上に写っていますね。

ようやく、女滝が見えました。
また倒木です、この3メートル位の滝を乗り越えないと女滝の正面には出られません。
幸い、水が流れている部分に足がかりになりそうな突起と、手がかりになりそうな突起があり、それを頼りによじ登りました。
靴を濡らさないようにするのが大変でしたね。
下りは、正面の大きな石と右の石に両手をついてその間を降りました。

正面の岩盤(先ほどの断崖の裏側)は、大きくえぐれ、つい最近も崩落したのではないかと思わせる綺麗な色をしていました。

反対側の斜面です。
はるか上に生えている松のあたりが、男滝の項で女滝を見下ろしていた辺り。
こんな斜面を下ったら余裕で滑落して野性動物のえさになる所だった。

滝を見る事が出来たので、このようないつ落石が起きてもおかしくない渓谷にいつまでも一人でいる訳にはいかないので、大急ぎで撤収しました。

マップは後ほど。
こちらの沢は、今までより幅が狭く、また切り立っている為、常に落石の危険と隣り合わせです。
落石と流木で沢が埋まっていて非常に歩きにくい状態です。
尾根越え以降は明確な踏み跡はありませんので、自らの判断でルートを選択しましょう。