他001 御前岩

栃木県那珂川町、旧馬頭地内には御前岩と呼ばれる奇岩がある。
かの、徳川光圀も「これは誠に天下の奇岩じゃ」と驚かれたとの事。
翻って現代、ライダーのバイブル、ツーリングマップルには「男ならみるべし」と記載されており、
栃木県を始め、茨城県の男の子が自動車の免許を取得後、最初に訪れるのがこの場所と言われています。


1992年、地元新潟を離れ初めて県外の店舗へ赴任したのがここ栃木県でした。
当時、住むアパートが決まっていなかったので、店舗の社員他、商品部のお歴々や応援のバイヤーさん共々同じ旅館に宿泊していました。
その時に、馬頭には御前岩と言う奇岩があるよ…と、教えてもらいました。


今でこそ、インターネットを開けば(中略)が見放題ですが、当時は(中略)でした。
一緒の店舗勤務になったT山さん(22歳=当時)が童貞でまだ未知の世界…との事だったので、店長他で彼を唆し、1日休みを与え、そこに行かせました。
その日の夜、「女の人のって(以下略)」と熱く語りおまんじゅうをお土産に頂きました。

その時の俺は、7月下旬からお盆明けまで休みなしの20連勤でした。よく体力が続いたものだよ…
T山さんはいまどこでなにをしているんだろう?


結局、当時タイミングが合わず御前岩を訪問することはかないませんでした。
2012年末、後厄もあと数日のところでとんでもない出来事が起こりました。
2013年初頭から暇をもらう事になり(T田の事は一生許さない)一緒に暇をもらう事になった人と傷をなめ合うドライブを計画、その時、この場所を思い出し、あの日から21年、ついに御前岩を訪問する事が出来ました。

2013.01.09
苔と枝葉が絶妙な雰囲気を醸し出しています。


2014.03.08
今度は、別の友人と、彼曰く「そんなに似ていない」との事。
まぁ、なんともノリが悪いのですが、いかにも彼らしい発言で、個人的に大好きです。(性的な意味ではありません)

以前、御前岩からは聖水が流れ、月に一度それが赤く染まったらしいのですが、明治末期の洪水でオンマラ淵の男根岩が崩壊、それ以降聖水は流れなくなったと伝えられています。


この一年で変化がありました。

なんと、看板が新しくなっています。
リアルな御前岩からかわいいデザインへ、これなら「君の御前岩が見たい」といっても、笑って見せてくれそうです。


腰巻竹
光圀公が、「この岩を衆目にさらすことはよろしからず」と、対岸に竹を植えることを命じました。
腰巻とは当時の女性の下着の事で、街道(現在は国道)から御前岩が見えないようになっています。


お土産のごりやくまんじゅう


中身はこんな感じ。

所在地:栃木県那珂川町
訪問日:2013年1月9日、2014年3月8日